こんにちは!
前にも似たようなことを書いたのだけれど、改めて思うことがあったので職住近接のメリットをまとめておこう。短めの雑談。
わたしの現状
このブログを始めるときの最初の記事で書いたのだが、私は千代田区の神田地区に住んで東京駅周辺で働いている。通勤時間はドアツードアで30分かかっていない。かなりの職住近接だ。
神田に来る前は、長いこと郊外に住んでいて、一時間以上かけて通勤していた。
その頃と今との生活、(良くも悪くも)どこが大きく違うか。
通勤が楽
まあ上に書いた通り、一番大きく違うのは通勤だ。
例えば吉祥寺に住んでいた時代などは、帰りは始発だから中央線で座って帰れるのでよかったんだが、行きは地獄だった。
並行する総武線はまだマシだったし、うまくいけば荻窪駅あたりで早くも座れることもあったけれど、朝の中央線上りは新宿駅までは乗車ばかりで降車する人はいない。新宿駅で座れればラッキー、下手すれば四ツ谷まで立ちっぱなし。
ここに、三大都市圏の主要区間における混雑率を国土交通省がまとめた資料があるが、このデータ曰く中央線の中野〜新宿間の混雑率は191%。
http://www.mlit.go.jp/common/001099727.pdf
そうそう、こんな感じですよ、中央線の中野〜新宿間は地獄だった。中野駅ですでに絶望的に混んでいる電車にさらに乗り込もうとする人に殺意を抱いたことのある人は私だけではあるまい(いや、中野民が悪い訳ではないのだが…)。
それに対して今。座れないのは相変わらずだが、別に良いのだ、何故なら乗っている時間が正味10分ない。5分くらいか。
しかも混雑率もおそらく150%行っていないのではないだろうか。
ここに、混雑率の目安がある。
[100%]=定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
[150%]=肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
[180%]=体が触れ合うが、新聞は読める。
[200%]=体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。
[250%]=電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない
体感では150%前後だろうか。 乗る車両とタイミング(混んでる電車にあたることもあるので)、天候にもよるのだが。
可処分時間が爆発的に増える。気分も楽。
仮に片道一時間半の通勤時間が30分(これでもずいぶん多めに見積もってるのだが)に減るとした場合。
一日で往復二時間、五日で十時間、二十日出勤として一ヶ月で四十時間。一年で四百八十時間可処分時間が増えることになる。
勿論電車の中で何もしないというわけでも無いだろうが、車内で勉強するのと、家か図書館で勉強するのとどちらが捗るか…私は後者の方が捗る。
それに、別に勉強しなくったっていいのだ、運動してもいい。勉強は電車内でも出来るかもしれないが、運動はほぼ無理だ。
肝心なのは、そこで浮いてくる四百八十時間には場所も含め何の制約もかかっていないというところ。電車内で過ごすことが強いられる通勤時間とはそれが異なる。
歩いて帰る
ちよくるで帰る
というのも可。
いつもながらの手前味噌だが、都心でもこの「歩いて出退勤」という選択肢がある場所は多くない。
東京駅周辺勤務の場合だと、東側の中央区日本橋の一部と北側の千代田区神田界隈のみが享受できるメリットだ。南側の港区新橋では東京駅までがいささか遠いし、西側は皇居だ。
あと、昼休みに一回家に戻ったりもできるね(夕飯作りすぎた時とかたまにやる、食費も抑えられて一石二鳥)。
災害時も安心、という話は別記事として書いた。
台風などで交通混乱した時もいつも通りの出勤時間かキープできる。
大災害時の帰宅ルートマップも不要、だっていつも歩いてるもの。迷いようが無い。
寄り道がしにくい
ただ、変な話だが、職住近接し過ぎると、寄り道がしにくい、というのはある。
吉祥寺時代は職場から家までの間に、東京駅駅ナカ、新宿、中野、吉祥寺と幾つかの街があったので、もしその気になれば途中下車して遊んでいけた。ただし、東京駅が始発の沿線に住む場合、せっかく座れたのに勿体無い、と結局最後まで乗っちゃうことも多かったのだが。
一方で現在。通勤経路に繁華街がないので、寄り道をしようとすると、わざわざ遠回りをしなければいけなくなる。東京駅から主要繁華街へのルートのさらに内側に住んでいるのでそういうことになる。銀座は方向が反対(南)なので少し違うのと、日本橋(東南)は大丸有と神田界隈との中間にあたるがやや廻り道なので少し違うが、秋葉原、上野は家を通り過ぎないと(北)行けない。池袋、新宿、渋谷などは完全に家の向こうだ。
神田界隈からだと銀座、日本橋が近すぎるので、例えば電車で20分程度の新宿ですら遠く感じる。
あと、特殊事情として、私の家は共働きなので、先に上がった方が夕飯の準備をするという不文律があるのも大きい。
家族より先に帰れる日は夕飯の支度に行きたいので寄り道がしにくく、遅くなった日は待たせちゃ悪いなと思うのでこれまた寄り道がしにくい。
まあそれでも結構寄り道してるんだけどね。寄り道しても当然ながら昔より帰宅時間は早い、気が楽だ。
中食が増える
これも私の家が怠け者だからなのだろうけれど、神田に来る前と比べて、圧倒的にお惣菜を買って帰ることが増えた。
一つはお惣菜を買う場所が多いのでつい安易に流れるというのがある。買い物事情については前にまとめた通り。
銀座線を中心にデパートは山ほどある一方、生鮮食料品を扱う中規模スーパーの選択肢が少ない。成城石井はぱっと考えてみただけで生活圏内に六軒あるが、惣菜中心で生鮮食料品の扱いは殆どない。
成城石井さん、もう少し生鮮食料品を扱ってください。
オリンピック、神田界隈のほぼ唯一の希望。
足を伸ばせば吉池、でも少し遠い。
吉池、好きです。
せめてもう一軒、中規模スーパーに出店してもらえまいか。
神田駅再開発の時は少しだけ期待したんだが、結局飲食店ばっかりだしね、ちぇ。
神田駅の再開発に関してはこちらのブログが丁寧にまとめておられたのでどうぞ
本当は外食も一時期増えたのだけれど、食費を見て反省したので今は抑え気味。
都心暮らし(特に千代田区神田界隈)のメリット、挙げて行けばきりがないのだけれど、長くなるのでこんなもんで。
おそまつ。