こんばんは!
今日は丸の内にある文具店の話題。
場所柄文具店が多い丸の内
もうこれは場所柄としか言いようがないのだが、ホワイトカラーが集まる大丸有にはステーショナリーの店がかなりある。まあ最近は会社の文具はカウネットとかで注文することが多いし、ちょっとしたものはコンビニで揃うので文具店の必要性は以前よりは薄れつつある気がするけど、それでもなんだかんだと用はあるものだ。
一番大きいのはここ
店舗情報 | 丸善・丸の内本店 | Marunouchi.com
メインは書店なのだが、文具コーナーの充実ぶりもすごいし、高級文房具としては特に万年筆の品揃えは他を圧倒するものがある(個人店舗を除けば、万年筆でここと対等に勝負できるのは丸善日本橋店か銀座・伊東屋くらいではないか)。趣味的な文具も強い。
普段使いではここも何かと便利
店舗情報 | 丸の内ロフト | Marunouchi.com
ロフトなのでコスメからグリーティングカードまでありとあらゆるものが揃っているのだが、文具コーナーも意外と使える。
とりあえず普段使いの実用品が欲しい、という場合にはこの二店舗で必要十分だろう。
グランスタ丸の内に「神保町いちのいちが」出店したよ!
ところで丸の内地下はここ何年もずっと工事をしていたわけだが、だんだんと形になってきた。
7月27日にはこんなものがオープン。
これまでJR構内に展開していた商業施設「グランスタ」が改札外にも展開したというたてつけらしい。ちなみにエキナカ側(改札内)もはせがわ酒店などあってとても楽しい。
もともとは丸の内地下北側にあった鉄輪の広場も鉄輪もろともこのエリアに引っ越してきた
前に地下通路の話をした時に丸の内地下は通った(実生活ではしょっちゅう通っている)。
その時にちょうどこのあたりの写真を撮ったのだが、店が入るとだいぶ雰囲気が良くなるね。
そして出店した商業施設の中にこんな店が!
神保町いちのいちは神田神保町、三省堂本店内に併設された文具店(というか雑貨店)で、作家さんの一点物など、趣味の良い品揃えが売り。最近神保町本店以外にも複数店舗展開していて先々が楽しみな店舗さんである。
実用性一点張りではない品揃えがとても良い
いい意味でごちゃごちゃした店内が楽しい
よく見えないが正面棚では作家物の万華鏡を売っている
ガラスケース内は素敵万年筆やガラスペンがずらり
奥は紙モノがメイン
※ 許可を得て店内の写真を何枚か撮らせて頂きました
ここの品揃えは欧風趣味が入りつつ、日本の品物に重きをおいておられるように思う。例えば北見ハッカ通商の商品は神保町いちのいちが一番揃っている。
お近くにお寄りの際は是非足を運ばれたし。
あと、神保町の本店もとても楽しいです。
その他の丸の内おしゃれ文具店たち
いい機会なので、その他大丸有にあるおしゃれ文具店をご紹介しておこう。
マルノウチリーディングスタイル
JPタワーの四階にある。
JPタワー内部。かっこいいけどつぶつぶした写真(蓮の実とか蜂の巣とか)がダメな人は苦手かも
おしゃれな店構えはどの店も共通
この店はどちらかと言うと70'sアメリカスタイルというか、少しポップな風合いで攻めているので路線が神保町いちのいちと少し違うかな。中で書店、雑貨、文具、カフェを兼業しておられます。外が見えるテーブル席も有ったりして、居て楽しい店。
ふたば書房
丸ビル内四階にある。京都の老舗書店の分店だそうな。
このスペースは前も書店だったんだよね。撤退してがっかりしていたのだけけれど、ふたば書房さんが入ってとても嬉しかったのを覚えている。
ここは文具、雑貨はサブで、書籍に力を入れているイメージ。雰囲気はロハス系とでもいうのか、自然な風合いの品物扱いが多い。
文具にあまり力を入れると上で書いたロフトが同じ四階に入っているので、叩き合いになっちゃうのだろうね。
デルフォニックス
デルフォニックスがある新丸ビル一階のファザード。作り物とはわかっていてもかっこいい
店の様子
先ほどの写真でも内部が垣間見られたと思うのだけれど、デルフォニックスは今で紹介した中で一番文具に力を入れている。扱いの九割方は文具。
おしゃれなもの(万年筆はもとより果ては封蝋やガラスペンまで)からデイリーユーズまで幅広く揃えているのが良い。品揃えは欧風趣味というか、なんか重々しい(褒めてる)ものが多い。
単純におしゃれ文具が欲しいのならば、ここか次に紹介するNeustadt brüderが良いと思う。
Neustadt brüder
オーテモリの地下一階にある、と書いていたらどうやらグランスタ(但し改札内)にも支店ができたらしい。そちらも今度行ってみたい。
オーテモリ地下吹き抜けから大手町の森を望む
吹き抜けの手前東西線改札寄りにある。この写真で店内ほぼ全体が撮しきれちゃうような圧縮陳列。
ここはデルフォニックス同様に文具に力を入れていて、マニアックな測量野帳とか、よくわからない何か(褒めてる)がいろいろ並んでいる。総じて欧風趣味だがデルフォニックスほど重々しくない気がする。
正直、実用文具を幅広く探したい方にはお勧めしない。男の子(たぶん女の子も)の夢が詰まってる感じの趣味的な店舗。
趣味的な遊びの店舗は楽しい
こうして文具店をおさらいしてみると、(丸善とロフトも含め)趣味的な店が多く、かつ方向性が少しつづ違っているのが買い手としてはとても楽しい。
Neustadt brüderのところでも書いたが、実用文具だけであればカウネットでよいのである。これらの店は遊び心いっぱい、趣味的、陳列も決してわかりやすくはない。
でも、こういう店こそが平凡で面白みのない日常生活に彩りを与えてくれる。
丸の内の文具店についてはこちらのブログも詳しくまとめておられる。
oyakode-polepole.hatenablog.com
これからもこういう店がどんどん増えていってくれますよう祈りつつ、今日はここまで。
(この店漏れてるよ、というのがあったらご指摘いただけると嬉しい)