こんにちは!
今回は神田と全く関係のない散歩、練馬区光が丘です。
郊外は大公園があるから良いですね。
東京緑地計画について
戦前、東京の都市計画として東京緑地計画というものが有ったのをご存知のかたもいらっしゃるのではないだろうか。
公園整備の一環で、砧、神代、小金井、舎人、水元、篠崎の六公園を中心に東京郊外に広大なグリーンベルトを整備する計画だったのだが、光が丘も「大泉緑地帯」として当初はその計画の一部に含まれていた地域だ。
結局戦争末期のゴタゴタで陸軍の飛行場に転用され、さらに敗戦後は米軍の宿舎「グラントハイツ」として利用され、結局日本に返還されたのは1970年台になってから。
その後、グラントハイツ跡地には光が丘団地、清掃工場、そして光が丘公園が整備されて現在に至る。緑地計画は規模を縮小して光が丘公園として結実したわけだ。
その辺の経緯はこちらのサイトが詳しい。
【所長日記】戦争と平和:光が丘から歴史を巡らす3|まちセン日記
光が丘公園はそれでもでっかい
「規模を縮小して結実した」と書いた光が丘公園だが、それでも都内有数の広さを誇る。
こちらのサイトによると面積は以下の通り。
1位:水元公園(葛飾区)936,999m2
2位:葛西臨海公園(江戸川区)805,861m2
3位:舎人公園(足立区)628,603m2
4位:光が丘公園(練馬区/板橋区)607,824m2
5位:代々木公園(渋谷区)540,529m2
6位:上野恩賜公園(台東区)538,507m2
7位:夢の島公園(江東区)433,212m2
8位:駒沢オリンピック公園(世田谷区/目黒区)413,573m2
9位:砧公園(世田谷区)391,777m2
10位:篠崎公園(江戸川区)302,755m2
いつも広いなあと思いながら歩いている上野公園や代々木公園よりも広い。
そのでっかい敷地内に、バード・サンクチュアリあり、野球場(しかも4つ)あり、陸上競技場あり、サッカーコートあり、バーベキューあり、なんでもありである。
茫漠と広い光が丘公園の入り口。奥に延々と広がっている。
金木犀の名所ってどこ?
ところで、私は匂いがする花が好きだ。沈丁花とか、梅とか、ジャスミンとか本当に好き。なので当然金木犀も大好きである。
しかし、「梅の名所」というのはネットなどでもよく出てくるのだけれど、「ジャスミンの名所」とか「金木犀の名所」というのはなかなか出てこない。
金木犀の名所、というとここが有名
三嶋大社の金木犀。天然記念物指定をされていて、誠に目出度い巨木である(この写真は残念ながら花の時期ではなかった)
それでもいくつかのサイトで金木犀が香る公園の特集をしていて、それを目当てにやってきたのが光が丘公園。
神田界隈からのアクセスは、都営新宿線小川町駅から新宿駅、大江戸線に乗り換えて光が丘駅、そこから徒歩5-6分。ドアツードアで小一時間ほどだろうか。
金木犀の並木
説明をするよりも、まずは見ていただこう。
金木犀どーん
公園西側の歩道沿いに、300m程の金木犀並木がひたすら続く
黄色っぽく写っているのはすべて金木犀の大木
そばによってパシャリ。むせ返るような金木犀の香り。
もっとアップでもう一枚。剪定のときに金木犀の花芽をキチンと残しているのだろうか、ものすごい密度。
場所は光が丘公園正面(団地側)から入ってバード・サンクチュアリの南側にある歩道沿い。
今年はもう散ってしまったと思うので、来年の金木犀の季節にはぜひどうぞ!
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