こんにちは!
今日は先日巷間を騒がせた神田の火事から発展して、火災関係の話題。
結論もオチもない内容になってしまったがお許しあれ。
神田駅前の火事、かなり大きく報道されたので、この件をご存じの方は多いだろう。
火事の現場は神田駅北口から神田警察通りを越えてすぐのところ、住所で言うと神田鍛冶町三丁目だ。
これは火事から数日後の現場。写真奥に神田駅がうっすら見える。
もともとは風情のあるしもた屋風の建物(三味線屋さんだったらしい)があったのだが、跡形もない。
改めてぞっとした事実は、神田は燃えやすい木造建築がちらほら残っているので、一旦燃え広がってしまうとすぐに燃え広がって手がつけられなくなるのだ、ということ。目と鼻の先の出来事だから、本当に心中穏やかではない。
今回注目したいのは写真中央右側に建っている鉄筋コンクリート造の高層建築(確かホテルだった気がする)、この建物自体は窓が割れて中にも被害が及んでしまっだ様子だが、これがあったお陰で写真奥側に火が燃え広がらずに済んだ。文字通り不幸中の幸いである。ちなみに、けが人が出なかったのもまた不幸中の幸い。
ホテルのさらに奥は(写真にも写っているが)木造建築の長屋がさらに何軒か並んでいるので、もし隣の建物が鉄筋コンクリート造でなかったとしたら、下の記事で紹介された阪神淡路大震災のときよろしく、もっと燃え広がっていた可能性だってあったかも知れない、本当に恐ろしい。
こうしてみると、風情ある木造建築の間に鉄筋コンクリート造の建物が入り混じっていることで、神田の街はある程度守られているのだなあ。
ちなみに、神田鍛冶町三丁目の火災危険度ランクは5段階で2(上から二番目に安全)。2でもこうなっちゃうのである。ほんとに火事って怖い(n回目)。
地震に関する地域危険度測定調査(第7回)(平成25年9月公表):地域危険度一覧表(千代田区)/東京都都市整備局
火災危険度を含む、災害危険度マップについては以前この記事でご紹介した。
「地震は怖いですね」というタイトルだが、火事も怖い。
お互い火の用心に努めましょう。