神田の住み心地

千代田区神田に住むアラフォーリーマンの日記。神保町、秋葉原、日本橋、大丸有(大手町、丸の内、有楽町)の間という超都心に位置する神田界隈で過ごす日常生活や、暮らしやすさ、うんちくなどを語ります。 Twitter ID:kandazumi

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神田との相性① 神田が合う人

私には一押しの神田界隈だが、誰にでもオススメというわけではない。

なので今回は、神田との相性、合う人と合わない人についてそぞろにまとめてみようと思う。

なお、主観がかなり混ざるのでそこは勘弁願いたい。

 

 

神田が合う人

交通利便性に価値を見出せる

    前回の記事で書いた通り(ブログをはじめるきっかけと居住地としての神田 - 神田の住み心地)、神田はおそらく都内でも最も交通の便がよい場所の一つだろう。

    山手線内であればおそらく30分内外でどこでも到着可能だし、終電を逃してタクっても山手線内からなら5,000円を超えることはないんじゃないだろうか。

    羽田空港までタクシーで30分(首都高経由)、電車だと45分くらい。成田空港は遠いが、東京駅まで出て成田エクスプレスでも良し、上野駅まで出てスカイライナーを使うのも可だ。いずれの駅にも15分もあれば着く。

    そもそも北は上野、南は銀座、東は人形町、西は水道橋くらいまでなら散歩かサイクリングがてら行けるので、交通機関すら不要かもしれない。

    最近だと千代田区、港区、中央区江東区で相互乗り入れ乗捨て可能なレンタサイクルサービス

東京・千代田区コミュニティサイクル(レンタサイクル)-ちよくる

もあるので、これをうまく使って行きは自転車、帰りは電車、ということも可能。ここに上野がある台東区が入ってくれると完璧なんだが。

下町っぽさが好き

 この要素の有無が相性の良し悪し判定にあたってはかなり大きいと思う。

 下町とは一体どこからどこまでを指すのか、という話をしだすと長くなるので省略するが、歴史的な定義を踏まえれば神田(とくに内神田から須田町を経て外神田(秋葉原)に至る縦ライン)の殆どは間違いなく下町になるはずだ。

 神田の下町度をいやが上にも高めているのが、神田明神だ(上記縦ラインの住民は勿論神田明神の氏子地域である)。神田の町会(千代田区の末端行政はなんと未だに町会単位で動いている)はそれぞれ神輿を持ち、半纏を誂え、二年に一度の初夏、神田は半纏を着て神輿を担いだ老若男女に完全に占領される。

 マンション住民は首を突っ込みたくなければスルーすることもできるが、勿論目には入ってくるわけで、祭りの季節ごとに「ここは下町なんだなあ」と思うわけだ。

 ちなみに、祭りの季節以外は(世話好きのおばちゃんとかよくわかんないおっさんとかがウロウロしてるといった)下町っぽさはかなり低い。ただ、祭りのこともあって下町認定されてしまいがちなので、そういう雰囲気が好きな人にはおすすめである。

生活費がある程度は高くなっても許せる

    神田界隈は下町(祭りの季節以外は下町なのかどうか若干微妙だと住んでいて思うことも多いけれど、一応)の割には家賃や生活費が高い。

    例えば家賃だが、HOME'sで路線毎の賃料を見てみるとこんな感じ(2016/4/11現在)。

東京メトロ丸ノ内線

東京メトロ丸ノ内線の家賃相場【HOME'S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場

 

山手線

JR山手線の家賃相場【HOME'S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場

 

都営地下鉄新宿線

都営新宿線の家賃相場【HOME'S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場

 

    ワンルーム・1K・1DKでの比較だが、これによると丸ノ内線だと最安の南阿佐ケ谷は7.04万に対して淡路町が9.75万、山手線だと最安の西日暮里7.55万に対して神田が9.87万、新宿線だと最安の一之江/篠崎が5.93万に対して小川町が9.83万。ざっと2〜3万は高い感じだ。沿線最高値駅ではないけど、どの路線でもかなり高い部類には入ってしまう。

    さらに、これは神田でも比較的供給量が多めであろう小さい部屋での比較なので、神田での供給量がもっと少ないだろうファミリー向けなどだともっとえげつない値段差になる。

    (ちなみに、調べていて唯一「神田は高い」とならなかった路線は銀座線(http://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/tokyometroginza-line/price/)、銀座線だと神田はむしろ安い部類に入る。最高値は外苑前の15.83万円。恐ろしや…)

    もっとも、家賃が高いのは都心ならどこも同じなので、逆に「こんなに出すなら自分は○○に住む!」という方も多いのではという気もするが。

 

    生活費も高い。スーパーの数も郊外に比べれば少ないからどうしても価格競争は働きにくいし、私のように夫婦共働きだと数少ないスーパーにあまり行かずにむしろ宅配スーパーや、デパ地下や成城石井の惣菜に頼ることになりがち。美味しい店が多いので外食も多くなりがち。

    なので、神田界隈に住もうと思うと、住居費に15-30万程度出して(ファミリー向け物件だとそれ位はする)、それなりの食費を出して、将来のための貯蓄もして、子供の教育費を出して、ということが可能な世帯に限られることになる。

どうしても子供を保育園に入れたい

    これもいま現在の話なので将来どうなるのかはわからないのだけれど、千代田区は待機児童ゼロ。確実に子供を預けたい親にはありがたい話だ。

 

長くなったので、「神田に合わない人」はまだ次回。

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