こんにちは!
前回丸の内線東京駅までたどり着いたところで(書くのに)飽きたので、今回はその続きから。
前回までのあらすじ
前回は神田橋北詰から歩いて丸の内線東京駅までやって来た。
(スタート)経団連ビル(C2b番出入口)⇨行幸通り地下通路⇨東京駅地下改札脇(ここまで前編)
(ここから中編)⇨外堀通地下通路⇨東京駅京葉線改札⇨東京国際フォーラム⇨有楽町線地下通路⇨東京交通会館⇨有楽町駅前地下広場⇨有楽町イトシア⇨丸ノ内線銀座駅(ここまで中編)
(ここから後編)⇨晴海通り地下通路(西側)⇨銀座線銀座駅⇨晴海通り地下通路(東側)⇨歌舞伎座⇨万年橋(6番出入口)(ゴール)
実際には前編と中編は同じ日に連続して歩いたのだが、長いので分割して書いた。今回がその後半部分になる。
東京駅から東京駅まで
東京駅の全体設計をされた方は本当に頭おかしい涙ぐましい努力をされたと思うのだが(冗談)、東京駅から地下通路をまっすぐ南に歩いて行くと、東京駅に着くのである(読者諸賢におかれてはこの時点ですでにオチは読めてると思うのだが、思いついちゃったのでこのまま進める)。
こっちが北。
見えないけれど奥に鉄輪の広場(SLの車輪のモニュメントがある)と丸の内地下改札がある。
よくわからないと思うけれど、こっちが南である
しばらく進んでいくと階段があるのでおもむろに降りる。
階段。東京国際フォーラム方面に進む。
階段を降りると、さっきまでの青いネット天井、キラキラ大理石床という豪華なんだかなんなんだかよくわからない装飾からうって変わり、 質素な通路に突入。
何故か片側だけ煉瓦壁。
天井の照明が不思議デザイン。
雨のせい&昼休み時間だったからか、人通りはかなり多い。
しばらくすると左手にKITTEの裏口(中編出発地点から南東に歩くと地下正面出入口がある)。
KITTE裏口
それにしても、日本郵政のビルの名前KITTEって、「バスタ新宿」と同じくらい安易なネーミングですよね
そして右手にはブリックスクエア(丸の内パークビルディング)の出入口。
雨の日に三菱一号館美術館に行くときは、ここから雨に濡れずに入れる。
出入口。ブリックスクエアだから煉瓦壁。
三菱一号館美術館は(個人的な趣味から言わせて貰えば)展示はたまに光るものがある程度だが、建物と庭が良い。
そろそろ前方に何か見えてくる。
そろそろ東京駅、との標示
豪華天井の地下空間を抜けて…
JR東京駅改札に到着
天井がかまぼこ型でおもしろい。
どうせみんな知ってるんだろうなと思いつつも一応解説しておくと、出発地点付近にあったのは「丸の内地下南口」と呼ばれる改札で、そのさらに北側にある「丸の内地下中央口」(これは丸ノ内線東京駅改札から一番近い)と共に総武横須賀線のホーム最寄りの改札になる。
一方、今たどり着いた方は「京葉丸の内口」と呼ばれる改札で、その名の通り京葉線直上に位置し、JR東京駅のその他路線からポツンと南に孤立して設置されている。
駅全体図。
駅だけでもう一つダンジョンが出来る。
http://www.ecomo-rakuraku.jp/stationmap/pdf/22828.pdf
その昔、成田新幹線構想というものがあった時代に、新幹線ホームとして用意された地下空間である由。
東京駅(京葉丸の内口)から有楽町ビックカメラ前
京葉丸の内口改札から右手に、引き続き進んでいく。
東京国際フォーラムは新宿に移転する前の都庁があった場所。
そのころの名残で、今でも一階の北端には江戸発展の功労者、太田道灌が弓を手挟んだ凛々しい銅像が設置してある。
国際フォーラムはエスカレーターで一旦上の階に上って、その後さらに上に上る階段を無視して地下入り口から入る。
この入り口から入る。入ったら「ABCD」と書いてある右手方向に。
東京国際フォーラム地下通路。
これまた豪華版で歩き心地の良い道。レストランなども数軒設けられている。
階下のフロアでは何かの展示会準備をしていた。食べ物系?
右手側には地上への出口がいくつか設けられている。
ぶっちゃけ地上に出たほうが早いような気もするのだが、今日は我慢。
しばらくすると見えてくる「有楽町駅」の文字。もう少し。
東京国際フォーラム有楽町側の地下出入口。手前と奥でタイルの色が違う。
吸い込まれたくなる欲望をぐっと抑えつつ、銀座までもう少し歩かねばならない。
有楽町ビックカメラ前から丸ノ内線銀座駅
ビックカメラ向かって左手に進んでいく。とりあえず目指すはD8出入口。
この辺はタイルは相変わらず汚い渋い東京地下鉄カラーだが、天井のパネルデザインが少し面白い。
D7出入口。ここから地上に出るとJR有楽町駅の目の前に。
そしてようやくたどり着いた東京交通会館。有楽町線地下通路のどん詰まりにある。
東京交通会館は都民にとってはパスポートの発行でお世話になる場所、というイメージが強いかもしれない。
もともともは横丁があったのを再開発してできた建物。
このパターンは郊外の駅直結ビルによくあるパターン(ロータリー整備で立ち退いた小商店がビルに入る。荻窪や吉祥寺などがそうだ)。
かつては第二次世界大戦(太平洋戦争)後の闇市より発展した立飲み屋・寿司屋など木造店舗がひしめき合う「すしや横丁」と呼ばれた地域であり、近所にあった朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社の記者達の溜まり場として昼夜を問わず賑わっていた。なお、同館前で唯一営業を続けていた「だるま鮨」は1968年8月30日を以って撤去され、「すしや横丁」は完全に姿を消すこととなった。
建物内。こんな渋い店が残る。
東京交通会館内はいろいろな物産館が集まっている。
富山、静岡、兵庫、福岡、和歌山、北海道(道と美瑛の二軒)、大阪、徳島・香川、秋田、兵庫(豊岡)、滋賀、沖縄と13自治体。
これに加えて全国の物産を集めた「むらからまちから館」もある。
これは和歌山の「わかやま紀州館」
くたびれてきたので景気づけに梅ジュースを一杯
渋い喫茶店。
喫茶店の前を通り抜けると、東京交通会館の出口。
東京交通会館を北から南に通り抜けた形だ。
丸の内線(銀座駅)の標識が出始める。
ここはちょうどJR有楽町駅の駅前広場地下にあたる。
ベンチで憩う人が大勢。
東京交通会館とマリオンの間にある、イトシア(マルイが入っている)の地下出入口。ここを抜けていこう。
イトシア地下のフードアベニューにはレストランなども入っていてなかなか便利。
イトシアを抜けた先は再び自由地下通路になる。イトシアとマリオンの間にある通りの地下にあたる。
東京地下鉄風味から一転して、木製天井のおしゃれな雰囲気。
ただ、後から無理やり通した地下通路らしく、アップダウンが結構ある。
子どもが大好きな純粋階段
(たぶん何かが直上を通っているので天井を下げざるを得ず、こうなっている)
純粋階段を越えると、とうとう丸の内線銀座駅の文字が!
通路は東京地下鉄風味に逆戻り。駅の気配。
あと50m!
丸の内線銀座駅に到着。
ただここは有楽町側出口なので、せっかくだから数寄屋橋側出口まで行ってみよう。
ほんの少し店が出ている通路を進むと…
数寄屋橋側改札に到着。人通りも多い。
せっかくなので地上に出てみた。
また雨が降り出した様子。
本当は歌舞伎座まで一気に行こうと思っていたのだけれど、ここで午後出勤の時間が迫ってきたのでこの日はここまで。
続きは後編で。
ではでは。