※ 311の話です。人によっては思い出したくない方もいらっしゃると思うので、そういう方は今回の記事は読まないでください。
こんにちは!
台風一過、今日はえらい暑い一日だった。
過ぎてみれば、幸いにも東京にあまり影響のなかった台風だったのだが、ふと災害つながりで311の時のことを思い出した。なので今回はそぞろに(何度めかの話題である気もするが)災害時における職住近接の有り難さについて語ろう。
今回はほぼ語りのみ。
私の311
曲がった東京タワー
災害というと思い出す
あの頃私はまだ武蔵野市に住んでいた。地震のときはたまたま外出中で新橋にいたのだが、当然ながら地震のあとの予定は全て吹っ飛んだ(というかアポのあった相手にそもそも連絡がつかない)。
さらに悪いことに職場(そのころはまだ大丸有じゃなかった)にも自宅にも連絡もつかず、またどっちも遠かったので、仕方がなくなんとか連絡の付いた友人の家(麻布)に転がり込むことに。
ここでもし友人に連絡つかなければ、あの晩は帝国ホテルで雑魚寝するところだったろう、ありがたや。
あとで聞けば一晩歩いて帰った方も居たようだったので、私は相当恵まれていた方なのだろう。
新橋から麻布までは徒歩小一時間で到着。その晩は布団を半分分けてもらって、テレビつけっぱなしで恐怖の夜を過ごした。その間に自宅や会社の人間にもようやく連絡がついたので一安心。
翌日は土曜だったので、結局夜まで友人とだらだらしてから(関係ないけど、大地震の翌日にも関わらず、表参道の新潟物産館とか新宿の生牡蠣の店とかがやっていて驚いたのを覚えている)、夜にすでに動きはじめていた電車で帰宅した。
思えば、私はあの時明確に「職住近接はいい」って思いはじめたんだよね。
今回の台風はミニミニでしたが…
私が働いている某弊社は意外と温情的なところがあって、台風などの自然災害については、割りと簡単に「業務に支障のない限り(ここ重要)上司の許可を得て早退してよし」という通知が管理部門から出る。
今回もかなり早い段階でその通知が出ていた(台風の勢いが弱かったので、私のところでは実際早退申し出てきた奴は居なかったが)。
私はそれでも、(さっさと帰れよという)範を示す意味で定時そこそこで帰ったのだが、オフィスのドア出てからスーパーで惣菜買って家帰ってビール飲み始めるまでの時間がおよそ30分。
仮にこれが電車が止まって雨風強めで徒歩だったとしても、やはり45分程度あれば自宅ビールのくだりまで行けただろう。妻もここまで早くは無いが、似たような時間で戻ってこれるところで働いている。
お互いこの距離ならば、家族の安否をそこまで心配せずに生活できるのだ。
皇居5キロ圏のありがたみ
都心に住んでいてありがたいのは、何かあったときにも職場から家まで歩いて帰れること(忘れ物しても昼休みに帰れるぐらいだ。勿論職場がどこにあるかにもよるのであくまで千代田区神田居住大丸有勤務の私の場合)。
我が家は妻も都心勤務なので、二人共予め決めてある手順で安否確認をして、職場の安全確保やBCPが一段落したら歩いて自宅集合できる。
加えて、皇居5キロ圏はインフラや災害時の備蓄が進んでいるので、何かあったときの備えも安心。
唯一惜しむらくは、お互いの両親がいずれも郊外(と言っても東京通勤圏内だけど)に住んでいること。どこかのタイミングでもっと近く(できれば都心三区+α)に呼び寄せられればと思ってはいるのだが、これは親の意向もあり、また偉い金がかかる話なので、まだ実現していない。
いずれにせよ、私は都心居住、職住近接によって家族が互いにより安心して暮らせるようになったと思っている。
人にはいろいろな価値観があるので一概には言えないが、私は千代田区神田界隈に住み、大丸有で働くことによってQOLが劇的に上がった。特に神田は大丸有までの距離が最も近い居住可能地域の一つだ。
大丸有勤務者には特に強く、千代田区神田界隈に住むことをお勧めしたい次第。
職住近接の話ならこちらも合わせてどうぞ。
www.kandazumi.com
今日はこの辺で、おそまつ。

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